私の小説部屋

HOME

BLOG

BBS

MAIL

PROFILE

◆樹林の中の恋

 田園調布のお屋敷に住み、芸大に通う大手家具会社の社長の跡取りである娘と、信州の八ヶ岳山麓、唐松の樹林の中で、手作り家具を製造販売している野性的な家具職人との恋。娘は、職人に夢中になるが、両親は二人の仲を許さない。娘は、両親を捨てることもできないが、男と離別もできない。
 ある日、男が実は、松本に本拠を置く、大手の松本家具の製造販売会社のオーナーの次男坊であり、東京の某大学の経済学部の出身であることが分かる。
 娘は、一計を案じて、樹林の中の家具工房を父の会社の持ち株会社として位置づけ、自分たちは山荘に住みつつ、父の会社を経営支配していくという策を建て、両親の説得に掛かる。しかし、ことはそう簡単にはすすまないのである……。 

◆上を向いて歩こう

  会社を破綻させて破産宣告を受けた元アパレル会社経営の男が、ついに横浜地方裁判所川崎支部で、免責を受けて借財からは解放されたものの、これからのひとりきりの人生をどう生きていくかと懊悩しつつ、裁判所から川崎駅コンコースまで戻ってきたときに、どこからともなく坂本九ちゃんの歌声、「上を向いて歩こう」が聞こえてくる。男はコンコース内の椅子に腰掛けながら、九ちゃんの運転手を務めていた頃を懐かしく思いだし、また彼が航空機事故で悲惨な最期を遂げたことに思いを巡らす。 男は、九ちゃんの悲劇に較べれば自分の不幸なんて、と歌を聴いている内に自分を叱咤し、再起への道を歩もうと決意するのだった……。

◆双眸の哀しみ

 ともに、失明の畏れのある重篤な眼病を患っている五十代の男と、アラサーの女との切なくも儚い恋。男の方は病の進行が遅々とした状態だが、娘の方はすでに障害者等級二級であり、失明へと病状は急速に進んでいる。
 娘が、失明するまでに両親の故郷である諏訪湖方面や、八ヶ岳の紅葉を見てみたいと希望するので、ある日、二人は信州の蓼科高原にと旅をする。そして、樹林の中の山荘で結ばれる……。

◆変身 in NY

 石原信一郎は、五十歳という人生の節目に大好きなNYに一人旅をし、変身を図ろうとやってきた。一人で食事中に美しい日本人母娘に遭遇する。信一郎は、その母親の、美しさに心を奪われる。
 母親、碧(みどり)には、不倫相手とドライブ中の交通事故が原因でもう五年以上も脳死状態に陥っている夫がいる。夫の不倫と、すでに脳死状態になっている夫とは法律的には離縁も可能である。碧は献身的に看病してきたが心身ともに疲弊し、両親・親戚や夫の親族からまで、もう、離婚して自由になりなさいという進言、忠告に心は揺れている。そんな中、娘がNY在住の友人を訪問し、全米を旅行するので行かないかと誘われて、自分は単身マンハッタンに残り、美術館を回りたいと同行してきたのだった。
 信一郎は、そんな碧の事情を知り、自分が美術館や、名所を案内しますと誘う。碧は、そんな信一郎の誘いを受け入れて、二人は熱い恋に墜ちていく……。

◆彷徨い人

 長い間、会社と家庭に縛られていて、自分というものが無かった男が、突然リストラされて無職となり、同時に妻に離婚を迫られて独りぽっちになってしまった。男は自由の身になったが、完全に自由とは不自由でもあると気がつき、悩み、困惑し、彷徨い人となってこれからの生き方を模索していく……。

◆三本脚の犬と少年

 車に轢かれて、後ろ足が一本の脚のようになってしまった犬と飼い主の少年との感動的な物語。ぜひ、お子様に!

◆宙に浮いた遺書

 熊本、天草の貧農の五男として生を受けた主人公が、東京の叔父を頼って上京する。叔父の会社で修行し、独立を図る。会社はバブル景気に押されて発展していく。そんな中で、主人公はゴルフを始め、女性関係にも溺れていく。やがて、バブルは崩壊し、会社は破綻への道を歩む。

◆蘇った怨念

 熊本での少年時代の物語

◆曙光

 大田俊之が経営するプラスチック成型会社は二度の不渡りを発生させ、破綻した。任意での再建を図るが果たせず、結局は、自己破産を申し立てる。俊之個人も、代表者として、金融機関に対しては連帯保証人として個人保証をしていたために、莫大な負債を背負って個人としても自己破産申請を申し立て免責を受ける。莫大な負債から解放された俊之は、妻とは既に離婚していたし、すべての資産を失い、たった一人での六畳一間での生活をスタートさせた。かろうじて年金で生活はできるが俊之は毎日の仕事のないアパートに閉じこもる生活に耐えきれずに、街を彷徨い歩く。
 ある日、原宿を彷徨い歩いていたところ、本社オフイスとして借りていたビルのオーナーの女主人と遭遇。そして、女主人に知人が経営している会社が、経営の危機に瀕しているので、一度、相談に乗ってあげて欲しいと頼まれる……。

◆コタン小路

 ユトリロの絵画、「コタン小路」の描かれた場所に行ってみたいと思ったレストラン経営者の主人公は、仕事を兼ねてパリに赴く。そして、仕事の傍らその現場を探して歩き、ついにその絵の描かれた場所を探し当てて感激に浸る。その時に、同じ場所でコタン小路を眺める美しい日本女性と出会う。そして、二人はたちまちアバンチュールに身を焦がすようになる。その美しい女性には、ある秘密があって、二人は思いがけない出来事に遭遇する……。

◆ナンシーの恋人

 エミール・ガレの生誕地であり、アールヌーボーの発祥の地であるフランスの古都ナンシーに、主人公は一度だけ行ったことがある。帰国してからも、その街の素晴らしさが忘れられず、小説を書くことを趣味とする主人公は、ナンシーを舞台にした小説を書こうと思い立つ。
 情報収集のために、ネットでナンシーの情報を広く求めたところ、ナンシー在住の若い日本人夫婦から、ぜひ、協力したいと返事があった。最初は夫婦連名でメールが来ていたが、いつのまにか、妻だけからになり、いろいろ相談を持ちかけられ、ぜひ、ナンシーに来て欲しいと懇願される。男はついに決意して単身ナンシーへと向かう。ナンシー駅で待っていた女性は、古都ナンシーに相応しい、ガレやドームの作品をイメージさせるような麗人であった。

 

 

 

◆勝鬨橋
 会社経営者の主人公は、厳しい経営環境の中で苦心惨憺し、跡継ぎが居ないこともあって、苦渋の思いをしている。そんなある日のこと、彼が大学生の時に文通で知り合った茨城の女子高生との、勝鬨橋での初逢瀬のこと、そして親密な交際をしたこと、さらに表参道の広告会社に勤務していた女子高生の姉に誘惑されての禁断の恋を回想する。
 恋人の女子高生は、ある事件のために、勝鬨橋から身を投げて自殺をしたが、彼女の姉は、「あなたの子を産んでもいいかしら? あなたに迷惑はかけないわ」と、言った後、彼の元から姿をけしてしまったのだった。その後、彼女の会社の関係者から、「彼女が妊娠した」という話しを聞かされたが、行方は杳として知れず、そのままになってしまっていた。主人公は、現在の苦衷の中で、ひょっとして、彼女が産んだかもしれない自分の子が生きているのでは、と探し始めるのだった。
 

◆リストカット

主人公の初老の男は、レストランで食事中、近くの席に座っていた若い娘に話し相手になって欲しいと頼まれる。娘は心の病に罹っていると言い、リストカットと太股カットを止められないのだと告白して、リストカット痕と、スカートを捲って太股カットの痕を見せる。びっくりした男はあわてて、もういい、と止める。
 会話中に娘は、男が趣味で小説を書いていると知ると、ぜひ、自分の今まで歩んできた悲惨な人生を小説に書いて欲しいと懇願する。拒否したものの娘の真剣な眼差しに負けて、引き受けてしまう。
 娘は、父親や兄との近親相姦の体験や、その関係によって出来た子供を無理に流産させたという悲惨な体験を語り始めるのだった……。

◆短歌作品集

◆俳句作品集

◆エッセー・雑文

?

inserted by FC2 system